口腔ケアのススメ・・・20 Q:プラークとは何ですか?

神奈川介護求人JOB(ジョブ)TOP › お役立ち情報 › 口腔ケアのススメ・・・20 Q:プラークとは何ですか?

Q:プラークとは何ですか?

A:プラークとは、歯の表面に見られる付着物のことで「歯垢」ともいわれています。研究により、プラークは歯の汚れや垢というよりも、

細菌がパックされたものであることがわかりました。つまり、プラークはむし歯や歯周病の原因となる細菌の塊なのです。プラークは1mgあたり10億個の細菌が存在するので、つまようじの先に目に見える程度のプラークをとると、そこには数百億個の細菌がくっついていることになります。

プラークは、口の中で、バイオフィルム状(ヌルヌルした塊、台所の排水口に見られるヌメリのようなもの)を形成し、その中で細菌同士が毒素を出して悪さをします。放置すると、歯に接している部分の歯肉の細胞が、プラークの毒素により破壊され、歯と歯肉の間にすき間ができます。これがいわゆる歯周ポケットです。その毒素は歯肉の腫れの原因にもなります。歯を溶かす酸を出せば、むし歯になります。ですから、プラークの量を減らせば、むし歯や歯肉の腫れや歯周ポケットを深くすることなく、歯周病の進行予防にもなるのです。

だからこそプラークの減少に有効なブラッシングが大切なのです。食べかすが残るような磨き方で終わることなく、しっかりプラークを取り除くことができるブラッシングを歯科医や歯科衛生士に定期的にチェックしてもらい、正しいブラッシング方法をレクチャーしてもらいましょう。

Q:妊娠するとむし歯が増える?

A:昔は妊娠すると歯からカルシウムが取られてむし歯になるといわれましたが、そのようなことはありません。妊娠中は正常時に比べれば、生理的に特殊な状態にありますが、そのような影響を受けるのは、口の中では主に、歯肉や唾液の質であって、歯が直接的に影響を受けるようなことではありません。

妊娠中は、つわりなどもあり、食生活や生活自体が不規則になりがちで、口の中の清潔が保たれにくい状態です。したがって、妊娠中は、むし歯や歯周病の原因となる歯垢が増加して、歯肉炎がいっそう起こりやすくなったり、むし歯も悪化しやすくなります。そのまま放置していると、食生活などにも影響して、胎児の歯の元となる時期に栄養不足になったり、出産後に赤ちゃんにむし歯菌を移してしまうことになります。

妊娠中は、いつもより充分注意して、口の中が不潔にならないよう心掛けておくことが大切です。そうすることで、妊娠中でも、むし歯も歯肉の炎症も抑えることができます。妊娠したら歯科医院で検診を受けて、専門家にケアをしてもらい、日常でのケアの方法も教えてもらいましょう。また、むし歯があれば積極的に治療し、できるだけ出産までに完了しておきましょう。そのためには、妊娠初期に、母子手帳をもらうと同時に検診を受けるといいですね。出産後は赤ちゃんの世話に時間を取られ、自分の時間を作るのが大変になります。