口腔ケアのススメ・・・13 Q:歯茎が黒くなっているところがありますが、治りますか?

神奈川介護求人JOB(ジョブ)TOP › お役立ち情報 › 口腔ケアのススメ・・・13 Q:歯茎が黒くなっているところがありますが、治りますか?

Q:歯茎が黒くなっているところがありますが、治りますか?

A:歯肉の黒い色は、多くはメラニン色素の沈着、皮膚でいうとホクロのようなものなので、放置していても大丈夫ですが、喫煙や不適合なかぶせものなどの菌が原因で起こる黒色は、見た目も目立ち、特に前歯の歯肉の黒変は、上品な口元に見えません。白い歯とピンク色の歯肉が素敵な笑顔をつくります。
虫歯や歯周病を予防して、適切な治療を受けて精度のよい詰め物やかぶせものを選び、きれいなピンク色の歯肉を保つようにすることが大切です。タバコの影響も大きいので、絶対に禁煙です。
歯が原因の黒変は、原因となっているかぶせものや虫歯を治療するとなくなることがありますが、一度黒くなると歯肉の入れ墨のようになり、なかなか消えないことがあります。
金属が溶け出して歯肉の内部に侵入してしまうと、黒変部分を切除しないとならない場合があります。(歯肉ラインが下がるので、見える部位は慎重に選択する必要があります。できるだけ早く治療したほうがいいでしょう。最近では、レーザーにて除去したり、薬で除去する方法もありますので、気になる場合は、あきらめずに歯科医に相談してみましょう。

Q:八重歯は治した方がいいですか?

A:最近は、つけ八重歯というものがあり、わざと八重歯にしたほうがかわいいと思われていることがあります。そのようなことは日本だけ、欧米ではドラキュラの歯として好ましくないと思われています。八重歯に限らず、歯並びがきちんときれいにそろっていることが。笑顔や第一印象に多きく影響を与えています。
八重歯は、犬歯(糸切り歯)が外側にずれている状態ですが、実は犬歯は嚙み合わせのバランスにはとても重要で、正常な歯並びは犬歯を支えにして、下顎の歯を動かして嚙み合わせのバランスを保っているのです。もともと犬歯は根が長く、丈夫なので、支えにしても良いようにできています。ところが八重歯は、犬歯が外側にずれて本来の位置にいないので、その役割を担うことができません。そうなると、他の歯がその役割を果たさなければなりません。他の歯に負担がかかりすぎて、歯の寿命を短くしてしまいます。ですから、犬歯の位置を正常に保つことはお口全体のバランスと他の歯の寿命に大きな影響があります。また、八重歯の周りには、食物がはさまりやすく、歯磨きが4できにくく、虫歯や歯周病になりやすくなります。
八重歯を治すのは、ほとんどが歯列矯正となりますが、抜歯を選択することもあります。早期に歯科医に相談しましょう。