合併症がこわい糖尿病・・・2

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糖尿病の検査と診断

糖尿病は、血液検査の結果から診断基準に基づいて診断されます。自覚症状ないまま進行していく糖尿病では、健診や人間ドッグなどで定期的に検査を受け、疑わしい検査結果を放置しないことが重要です。「血糖がちょっと高め」の段階でも油断は禁物、立派な予備軍です。

糖尿病の治療と予防

糖尿病治療の目的は、血糖値コントロールです。運動や食事などの生活習慣が発症に関わっている糖尿病では、「運動療法」と「食事療法」などの生活習慣の改善を中心に、症状に応じて「薬物療法(経口薬やインスリン注射など)」が加わる場合もあります。

・運動
糖尿病の治療に効果的な運動は、ウォーキングなどの「有酸素運動」と、スクワットなどの「筋肉トレーニング」を組み合わせて取り組むと、血糖値を下げる効果がより高まります。また、こまめに動いて日常生活で活動量を増やすことも大切です。

・食事
食事療法は、食べ過ぎを抑え、適切なカロリーコントロールが必要ですが、食事を抜くなどの極端な方法は逆効果です。適切な量の食事を栄養バランス良く、1日3食、なるべく規則正しい時間にとること。また、野菜を先に食べると食後の血糖値の上昇が緩やかになるなど、食べ方の工夫も大切です。

・薬
薬物療法は、合併症を防ぐために行われます。経口薬と注射薬があり、インスリン分泌状態など患者の状態に合わせて選択されます。注射薬のうち、インスリン療法では、食事の前後に血糖値を測り、適切な量のインスリンを注射します。ペン型の注射器で、痛みなどもなく誰でも簡単に行うことができます。