入浴介助 その4≪特浴(機械浴)≫

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機械浴とは、歩行や座位を取ることが不自由な方に対して、特殊な浴槽を使用して入浴介助を行うことです。

≪身体状況による機械浴≫

チェアー浴:キャスターの付いた椅子に座った状態で、浴槽の横を開いて入り、お湯を溜めていくもの、リフトに座ったままで浴槽に浸かるものがあります。足を上げて浴槽に入ることはできなくても座ることができる方に適しています。

ストレッチャー浴:ストレッチャーに寝たままの状態で体をベルトで固定し
横から浴槽に入りお湯を溜めるものや、あらかじめ溜まったお湯にストレッチャーごと浸かるものがあります。一人では座っていられない寝たきりの方に適しています。

≪機械浴のメリット≫

入浴は日常生活において、清潔を保つためや、快適さを得るための大切な行為です。足が上がらなかったり寝たきりになってしまった時に、シャワー浴や清拭だけで満足できるでしょうか。浴槽に浸かることだけで、気持ちが変わってきます。体を自由に動かせなくなった時でも入浴できるということは、快適に過ごせることにもなります。

≪機械浴のデメリット≫

機械浴を利用する際は、利用者の尊厳に関わることに配慮が必要です。自室で準備をし、浴室までタオルや布団を上に掛けた状態で移動することが多くあります。また、機械の扱いに気を付けなければ事故になりかねません。利用者も慣れない機械を見ると不安になってしまいます。羞恥心や恐怖感を与えないよう声掛けや対応に注意しましょう。