足の悩みにお答えします 靴編

神奈川介護求人JOB(ジョブ)TOP › お役立ち情報 › 足の悩みにお答えします 靴編

Q:デスクワークで足が痛むのも靴のせい?

A:足に合わない靴を長時間はいていると、デスクワークでも足が痛くなることがあります。細くてきつい靴を履いていればもちろん、幅が広い靴を長く履いていると、足が靴の中で前のほうにすべって靴にあたり、指が痛くなることがあります。デスクワークの場合も、長時間履く靴はパンプスやミュールなどではなく、コンフォートシューズや足に合った室内履きがおすすめです。通勤用とオフィス用と履き分けてはいかがでしょうか。

Q:靴を選ぶ時間帯は、夕方がいいですか?

A:決まった時間帯ではなく、自分の足の状態に合わせ、一番むくんでいると思われるときに選ぶのがいいでしょう。シューフィッターからは、足の状態を観察して、その人の足に合った靴選びを助言してもらえます。また、一日のうちで足のサイズがどのくらい変化するか予測がつくので、どの時間帯でも大丈夫というシューフィッターもいます。靴下の厚みを気にする人もいますが、靴のタイプによって履く靴下の厚みなども考慮して選んでもらえます。どんな時に履きたいか、希望を伝えることが最も大事になるようです.

Q:通販で靴を買うのは良くない?

A:靴はサイズ表示が同じでも、メーカーによって微妙に異なります。「木型」によって靴の出来上がりが違ってくるので、サイズだけで注文していざ履いてみたら合わなかったということがあります。中底の工夫やクッション性などの説明が詳しく、履き心地が良さそうでも履いて歩いて見なければわかりません。皮の色や風合いなども、画像と実際のイメージが異なる場合があります。交換できるとしても、送料その他手続きが面倒な場合が少なくありません。靴は必ず左右履いて歩いてみてから選びましょう。できれば売り場を2~3周歩いてみるのがいいでしょう。

Q:靴を長持ちさせるポイントは?

A:まず、第一に毎日続けて履かないことが理想です。汚れを落としてから風通しの良いところで湿気を飛ばしてからしまいます。一日履いた靴は、靴ブラシで汚れを払い、気になる汚れはクリーナーで落とします。月に2~3回は靴クリームで栄養を補給します。靴と同系色のクリームを塗り、5分ほどおいてから柔らかい布で磨きます。

雨で濡れたときは、できるだけ早く水分を拭き取り、靴に丸めた新聞紙などを入れ、水分を吸収させます。しっかり乾いたら、ブラシと柔らかい布で表面の汚れを落とし、靴クリームを塗って失った油分を取り戻しておきましょう。靴は2~4足を履き分けると長持ちします。新しく買った靴は、おろす前にクリームを塗ってブラシをかけておくといいでしょう。紐靴は必ず紐を解いて履き、靴ベラを使って履くことも大事なことです。

Q:靴の修理のタイミングは?

A:靴底やつま先が減ってくると修理に出さなければと思いつつ、タイミングを失ってしまうことがよくあります。パンプスやスリッポンのかかとは、プラスチック、革、木などでできていて、その上に土台があり、ゴムが貼ってあります。土台の素材が出てきてからでは、土台を削るなど修理の手間がかかり、その割には修理の効果が見られません。

こうなるまえに修理しましょう。靴底の前面がすり減ったら、滑り止めのゴムを貼り替えますが、減りすぎると靴底全面の交換が必要となり、費用も時間もかかります。ゴムや合成底でつま先からかかとまでつながっているものでも、かかとが減りすぎると履き心地が悪くなります。一体化している底との境目近くまで底が減ってきたら早めに修理に出しましょう。

Q:海外旅行に持って行く靴は?

A:海外旅行に限らず、旅行するときは目的によって、二足用意したほうが快適に過ごせる場合があります。旅の途中や歩く時間が長い日は、ウォーキングシューズやコンフォートシューズが一番ですが、レストランなどではパンプスを履いた方がいい場合があります。まずは自分の足に合っていて、履きなれた靴で出かけるのがいいでしょう。

道路事情によっては、中敷きの調整が必要になるかも知れません。ドレスアップする機会があれば履きなれたパンプスを一足用意して、目的の場所に行ってから履き替えるのがいいでしょう。飛行機内では服装も靴も締め付けないタイプのものがおすすめです。長旅では足の血行が悪くなって、「肺血栓塞栓症」=エコノミークラス症候群を引き起こすことがあります。5本指の靴下などで保温と保湿を兼ねながら、足の指を動かしたり、かかとを上げ下げするなど血液循環を促す体操もしましょう。水分の補給も大切です。

Q:子供の靴の選び方は?

A:成長期の子供の靴は、大人の靴以上に大切です。子供の足はすぐに大きくなってしまうので、つい大きめの靴を買ってしまいがちです。しかし、靴が大き過ぎるとその中で足が動いてしまい、足本来の機能を発揮できません。合わない靴を履き続けると、本来の足の骨格が形成されにくくなります。子どもでも開帳足から外反母趾や内反小趾になることがあります。靴のかかとの後ろの部分が柔らかい靴では、かかとを真っ直ぐ保つことができず、O脚になることがあります。

小さくなった靴では外反母趾やハンマートウになることがあります。きつくなった靴を無理して履いてないかを大人が確かめることが大事です。靴を新調するときのポイントは、サイズが合っていることとかかとがしっかり保持されていることです。つま先の細い靴は避け、通気性の良い素材を選びます。靴底の構造がしっかりしていることも大事ですが、運動するときは足の動きに沿って変形しやすい運動靴を履くようにします。

幼児の場合は転びやすいので、かかとがしっかり保持されていて、甲の部分は浅くなく、足が十分に納まる長さが必要です。靴の先端が扇状に広がっていて、足先のゆとりがあり、補強されていることも大事です。くるぶしが未発達なので、履き口が足首より高いブーツ型がいいでしょう。汗をかきやすいので、通気性・吸湿性が良く、皮膚を傷めない柔らかい革の裏が付いているものがおすすめです。使い回しせずに子供に合った靴を選びましょう。

Q:高齢者の靴選びのポイントは?

A:高齢者にとっても靴は重要なアイテムのひとつです。年を重ねると、筋力が低下して、すり足で歩いたり、よちよち歩きになることが多くみられます。靴は、靴底が滑りにくい構造であることと、かかとをしっかり保持し、甲の部分がしっかり覆われていて、足のアーチを保持できるものがいいでしょう。甲の部分をひもやベルトで調節できるタイプがお勧めです。つま先は太めで丸く、少し反りあがっているタイプがつまずきにくいようです。ヒールをひっかけて転ぶことがありますから、靴底はできれば、つま先からかかとまでつながっているウェッジタイプがいいでしょう。近所に出かける時でも近いからといって「つっかけ」は止めましょう。