足の悩みにお答えします 足の爪編

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Q:二枚爪がなかなか治りません

A:爪は三つの層からなっています。一番目あるいは二番目の層が、先端部分から少しずつ剝がれていきます。原因としは、乾燥とタンパク質不足が考えられます。ペディキュアをはがすときに使う除光液の使い過ぎで乾燥が進んでいることも考えられます。除光液を使用した後、爪が白くなるようだったら、急速に水分が奪われている可能性があります。

除光液はコットンに含ませて爪を覆って少し時間をおいてから、マニキュアが浮き出てくるように使います。ゴシゴシこするのは避けましょう。爪切りの後は必ずやすりで削り、滑らかに整えておきましょう。爪と爪の周囲にクリームを塗りながら、優しくマッサージをするのもいいでしょう。二枚爪を防ぐには、手入れだけではなく、タンパク質が不足しないよう食事にも気をつけましょう。肉だけでなく、魚や大豆製品、卵、乳製品などは良質なタンパク源です。

Q:爪が厚くなって気になります

A:厚ぼったくなる「肥厚爪」の原因には、爪水虫とそうでない場合があります。まずは皮膚科に相談しましょう。爪水虫でない場合は、爪の育ち過ぎや遺伝的要因などが考えられます。爪は厚すぎると役割を果たしにくくなるといわれています。からだの重心が後ろに傾き、バランスをとろうとして上体が前かがみになったり、足裏での蹴りや踏みしめが上手くできなくなることがあるからです。

肥厚爪はきつい靴下や靴によって圧迫されると、血行が悪くなり、いっそう盛り上がってきます。かかとヤスリや紙やすりを用いて、自分で削ることもできますが、皮膚科や足の専門外来で治療受けておくのが安心です。グラインダーという機械で健康な形の爪に整えてくれます。

Q:爪の色が悪くて素足になるのが恥ずかしいです

A:爪の色は、貧血や肝臓の病気、水虫やカンジダの感染、心臓の病気など体調を反映するともいわれています。念のため皮膚科か足の専門外来を受診するのがいいでしょう。爪の血色が悪い場合は、冷え性で血行が良くないのかもしれません。爪の下部には毛細血管が多く存在しているので、血液の状態が爪の色や状態に深く関わります。

爪の色が良くない人は、爪そのものももろかったり、割れやすいようです。血色が悪い場合は、冷え性を改善するのが一番です。タバコやストレスも血液循環の妨げとなり、爪の色が悪くすることがありますので、自分の好きなことをしたり、ゆっくりすごせる時間を作りましょう。

Q:爪が硬くてうまく切れません

A:ふだんから少しずつ爪やすりで削るのがおすすめです。そうでない場合は、一般の爪切りでは刃が入りにくいので、ニッパー式の爪切りで少しずつ切ってみましょう。一度にたくさん切ろうとすると、深爪になったり爪が割れる原因となります。入浴後や足浴後など爪が柔らかくなっているときに切るのが良いでしょう。切ろうとする爪の指の第一関節をしっかり持って固定し、爪の下の肉に指を添えるようにすると切りやすくなります。

Q:小指の爪が変形して切りにくい

A:爪に水虫があると、爪が変形したり変色することがあります。まず、皮膚科を受診して水虫がないかどうかを確かめます。きつ過ぎる靴や幅広の靴を履いていると指先が靴にあたって小指の爪が変形することがあります。爪の根本の部分は爪母と呼ばれる、爪が作られる場所ですが、大きなダメージを受けると新しい爪が正常に生成されなくなることがあります。症状によっては、爪の厚みを軽減してから、爪の甘皮を親指で押し下げて、爪の根元をマッサージします。根気よく行うと一年くらいで改善されてきます。

Q:足の小指の爪が丸く盛り上がってなかなか伸びて来ません。靴下に引っ掛かり気持ちが悪く、爪切りでは切れません。

A:足の小指の爪は、慢性的な圧迫や刺激によって、健常な人でも時々変形や肥厚が生じます。幅の狭い靴や、サイズの合わない小さな靴など、きつすぎる靴を履いていると、指先が靴にあたり前に伸びずに変形することがあります。爪の根元の部分は爪母と呼ばれ、爪が作られる場所です。この部分が大きなダメージを受けると新しい爪が正常に生成されなくなることがあります。

爪の根元に強い衝撃を受けた後に変形や変色した爪が生えてきたという経験することもあるでしょう。爪に水虫があっても爪が厚くなったり変形したり爪の色が変わったりすることがあります。まず皮膚科を受診して、水虫があるかどうかを確認してもらいましょう。爪水虫は白癬菌の感染による病気で、爪の中に菌が住みついている状態です。

白癬菌はカビの一種で、高温多湿な環境が大好きで、皮膚の角質層や爪、髪の毛などのケラチンというタンパク質を栄養にして生きています。ですから靴の中は格好のエサ場、住みかになっています。肥厚の状態が軽ければ保湿してマッサージすることで改善しますが、厚く盛り上がった部分は、やすりで削り平らにしておくことで正常な爪が再生してきます。

重症の場合はグラインダーで削ってもらうと後の手入れがしやすくなります。小さいながら小指の爪もバランスを保つための大切な役割があります。根気よく手入れすることで爪らしさを取り戻せます。

Q:手の爪と足の爪の切り方は違うと聞きましたが、どうちがうのですか?

A: 人間が四足歩行の動物であった時代には同じように「足」であった手は、二足歩行になってからその存在や仕事ぶりも違ってきました。爪の役割である指先の力を補強するという点では同じですが、手の爪は細かい作業ができるように、足の爪は体のバランスを保ち安定した歩行ができるための存在となりました。

足の爪には常に体重がかかり、歩くために靴を履くという環境の違いもあることから爪の切り方は違ってきます。足の爪のトラブルの原因は「深爪」にあります。歩いた時に、下からの力で爪周辺の軟部組織が爪の縁から押し上げられ、その軟部組織が爪を圧迫して巻き爪やひいては陥入爪を引き起こすのです。

また、爪は前に伸びる性質を持っていますが、深爪することで指先の肉に妨げられ中にもぐり込み、指先にタコができることもあります。手の爪は指先のラインに沿って切りますが、足の爪は「スクエアオフ」が基本です。長さは指の腹側を押して真上から見たときに、爪の先に指の肉が見えない程度、ある程度の長さを残します。爪の手入れは、爪が水分を含み柔らかくなっている入浴後や足浴後がいいでしょう。