足のガサガサの症状
かかとのあたりがガサガサして、ストッキングが引っかかり伝線することがありあります。かかとだけでなく、足の指の付け根の盛り上がった部分がガサガサになる人もいます。すじ状やウロコ状にひび割れて、ひどい時には出血やいたみを伴うこともあります。
足のガサガサの原因
直接的な原因は、皮膚の乾燥と外的な刺激です。足の裏の皮膚には汗腺はたくさんありますが、皮脂腺はありません。このためもともと刺激を受けやすく、乾燥しやすいのです。外的刺激の圧迫要因としては、歩くときにかかとで着地して衝撃を受けることがあります。
硬いアスファルトはそれだけで足にとって大きな刺激となります。開張足や偏平足などがあると足の裏はさらに刺激を受けやすくなります。姿勢や歩き方のバランスが良くないと、一部に圧力がかかり過ぎ、角質層が厚くなって、ガサガサになることがあります。足を引きずってすり足で歩くクセのある人も圧迫を受けている場合があります。
乾燥要因としては、サンダルやミュールなど、かかとが開いている靴を履く習慣のある人です。冬場は暖房やコタツ、ホットカーペットなどで、皮膚の水分が蒸発しやすくなります。夏場は冷房のため空気が乾燥して、皮膚の水分が不足しがちになります。季節にかかわらず保湿対策は常に必要です。その他の要因として、血行不良や冷え性、女性特有の要因もあります。
足のガサガサの手当て
まずは乾燥を防ぐことです。就寝前に保湿クリームをたっぷり塗り、マッサージで新陳代謝を促しましょう。ひび割れがある場合は、尿素が入ってない、セラミドが配合されたクリームがいいでしょう。尿素は傷があるとしみて痛いからです。ワセリンは肌を潤す効果はありませんが、水分が逃げないようにコートしてくれます。
べたつくので靴下でカバーするといいでしょう。お風呂は、シャワーだけで済ませるのではなく、ゆっくりつかって角質を柔らかくするのもいいでしょう。浴槽の中で足裏のマッサージを行うのも効果的です。靴は自分に合ったものを履き、足のトラブルを招かないよう日頃から気を付けることも大事です。