フットケア 肥満とバランス、歩き方にも要注意

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前回の足のトラブルのブログもご覧ください。

③手入れ不足、肥満もトラブルを助長

若い女性でも8割くらいが、何らかの足のトラブルを抱えているといわれます。ヒールの高い靴、つま先のとがった靴、全体に細身で窮屈な靴、ブーツ、ミュールなどを一日中履いていて、足をリラックスさせたり、手入れをする機会が少ないからではないでしょうか。中高年の女性では、長年の酷使とケア不足、足にとって良くない生活習慣の積み重ね、さらに肥満なども加わって、足の環境がいっそう悪化しがちです。いつの間にか外反母趾や巻き爪になっていたり、タコやウオノメに悩まされる人も少なくありません。年を重ねるにつれて顔や髪の毛と同様、足の皮膚も乾燥しがちになります。つま先やかかとがガサガサになり薄いストッキンングも履けないというひともいます。

④姿勢のアンバランス、歩き方も要注意

足の状態を見ると、その人の仕事や生活習慣が推測できます。さまざまな足のトラブルの裏には生活習慣が見えます。例えば、片方の足だけにタコができる人は、鏡に全身を映してみましょう。左右の方肩の位置が床と平行になっているでしょうか?からだの左右のバランスが崩れていると、どちらか片方の足にトラブルが生じます。両方の足に別々のトラブルが出てくることもあります。
ショルダーバッグをいつも同じ側の方にかけて歩いたり、足を組むときにいつも同じ側を上にしているといったクセがあると、からだの左右のバランスは崩れやすくなります。若い世代では偏平足が増えているようですが、これは、一因として素足で過ごす時間が減っていることが挙げられます。お持ち方、足を組むくせなど左右のバランスが崩れると、どちらかの足にトラブルが生じます。
足に合わない靴の中に急来るに閉じ込めておく時間が長いほど、足の指を使って地面を踏みしめる機会が減り、土踏まずが形成されにくくなるからです。

⑤かっこいいミュールでこんなトラブル

ミュールはかかとの部分が固定されませんから、パンプス以上に開張足、外反母趾、内反小趾になりやすい条件が揃っています。爪や皮膚の異常も起こりやすく、水虫も悪化しやすいのです。ミュールでは、かかとを人目にさらされていますが、血行が良くない状態が続くと足のガサガサが目立ってしまいます。ミュールは自分の足に合ったものを選び、中敷きで調整しない限り、歩く姿勢も悪くします。足裏を靴に密着させようとして、すり足になったり、膝を曲げてベタベタと歩く姿は、かっこよいものではありません。颯爽と歩こうとすると、膝や腰への負担が大きくなります。