陥入爪、巻き爪の対策には足に合う靴選びが大切

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陥入爪、巻き爪の症状

爪が伸びるにしたがって軟部組織(肉)に食い込んでしまう陥入爪と巻き爪は、まとめて陥入爪症候群ともいいます。巻き爪は爪が巻いている状態です。巻いているだけでは痛くないことが多いのですが、巻きが強くなると長く歩いたり、運動すると圧迫されて痛くなります。

陥入爪は、爪の角が軟部組織に食い込み炎症を引き起こしている状態で、爪の角がトゲのように刺さって激しい痛みを伴います。爪の角を切ると一時的に痛みはなくなりますが、爪が伸びたときさらに湾曲してより重い症状を引き起こします。そのほかに爪が厚くなったり、硬くなったりします。爪が刺さった部分は、細菌感染を起こし赤く腫れたりウミがたまることもあります。

陥入爪、巻き爪の原因

陥入爪も巻き爪も主な原因は深爪と足に合わない靴といわれています。深爪すると、歩いたときに下からの力で爪周辺の軟部組織が爪の縁から押し上げられ、その軟部組織が爪を押して陥入爪や巻き爪を引き起こします。爪を丸くカットした場合も、爪を皮膚に埋め込ませたり湾曲させることになります。

足に合わない靴の場合は、ハイヒールなどのつま先が狭い靴を履いていると、爪の両側が圧迫されて湾曲することになります。反対に、大きすぎてもつま先がずれて、靴に当たり同じようなことになります。靴だけではなく、肥満も原因となることがあります。

陥入爪、巻き爪の手当て

軽度の段階では、肉に当たっている部分の爪の角の下に、毎日少しずつ米粒ぐらいの綿を詰めて軟部組織を押し下げ、爪が成長してきて肉の外出るのを待ちます。爪が伸びて肉に食い込まなければ痛みはおさまります。一度に綿を詰めすぎると爪が割れることがありますので、少しずつ詰めます。

足の爪は1か月に約2ミリ伸びるといわれていますので、6ミリぐらいの深爪をしたとすると、治るのに3ヶ月ぐらいかかることになります。再発の予防には、日ごろの手入れが大事です。深爪をせず、爪の角を残すようにカットし、入浴後など爪が柔らかくなっているときに爪やすりで削ると、深爪しにくくなります。クリームやオイルを塗って乾燥を防ぎます。靴選びも重要です。