前回の記事も併せてご覧ください。
④靴は足の特徴に合わせて選ぶこと
靴は本来、足をケガから守り、足の機能を応援する道具なのですが、日本では足に合わない靴が原因で、トラブルを起こしている例が多くなっています。
靴を買うときには、まず自分の足の形に合ったものを選ぶことが大切です。それにはまず自分の足の特徴を知っておかなければなりません。履いた時に、どこがどのようにフィットしていなければならないのか、シューフィッターと呼ばれる靴の専門家に相談することをおすすめします。
両足とも試着して、履き心地、歩き心地を確かめることも大事です。靴に足を入れたに、足全体をそっと握られている感じであればほぼ合格です。また、靴を履いて過ごした日は、靴から足を開放する時間も必要です。汗や汚れを落とし、マッサージや体操などで、一本一本の指がのびのびと動くようにしておきたいものです。
⑤毎日の手入れと点検が必要
顔や手の状態をチェックするのと同じように、足のチェックも行いましょう。これは単におしゃれ目的ではなく、トラブルを起こしやすい足だからこそ、意識して点検することが必要です。足を洗って保湿クリームをつけるときには、足の裏や足の指をくまなく点検しましょう。足の裏や、かかと、指など、赤くなっていたり、すれて痛いところはないでしょうか。爪がもろくなったり、変形していないでしょうか。靴に当たっているようなら靴の調整が必要でしょう。
マメやタコができていたり、親指や小指の付け根の骨が曲がっているようなら、早めの対策が必要です。マメやタコが片方の足だけにできていたり、左右の足でできている位置が異なる場合は、歩き方や姿勢に問題があるかも知れません。かかとや足の裏がガサガサ、ゴワゴワしている場合は、角質のケアや保湿ケアが必要です。ケアしてもよくならない場合は、水虫の可能性も考え、皮膚科で診てもらいましょう。一日の終わりにこうして足をじっくり見つめる時間を持つ心のゆとりも大切です。