開張足の予防には靴選びが肝心

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開張足の症状

足を前の方から見ると、通常は5本の指が横アーチを形成しています。足の骨格を支えている筋肉や靭帯がゆるんでくると、このアーチが平らに横に広がり、足の幅が広がった状態になります。開張足とは、この横のアーチが崩れてしまった足のことをいいます。このアーチが崩れると、ペタペタ歩きになって疲れやすくなり、足の裏が痛くなることもあります。また、足の指の付け根に体重がかかるため、その部分にマメやタコができやすくなります。ひどいときはウオノメができ、歩けないほど痛くなることもあります。

開張足の原因

開張足は結合組織が弱い人が起こしやすいのですが、女性の場合は靴との関係もあります。ヒールの高い靴を履いていると、体重のバランスをとるために重心が前へ前へと移動します。そして足の前方にある横アーチに余分な重みがかかり、アーチがつぶれてしまうのです。開張足は長くハイヒールを履いている人ほど起こりやすいのが特徴です。太っている人は低めのヒールでも、自分の体重が重みとなって開張足になることもあります。

開張足の手当て、予防

開張足にならないためには、ふだんから自分の足と向き合う姿勢が大事です。靴がきつく感じたり、歩いていて足の裏が痛くなることが多くなったら要注意です。靴がきつくなると幅の広い靴に替える人がいますが、これは一番避けたいことです。靴の幅が広くなると、開いた指はさらに横に広がり開張足が悪化してしまいます。開張足に気づいたら、横アーチを取り戻す工夫をすることです。先の細い靴やヒールの高い靴はできるだけ避けて、靴の中に中敷きやパッドを入れ、横アーチを形作るように働きかけます。

開張足では、足の筋肉が凝っていますから、いろいろ動かして筋肉を柔らかくすることも大切です。マッサージや指圧などもいいでしょう。足指じゃんけん、タオルつかみ、つま先立ちやかかとの上げ下げなども、足を支える筋肉を強化できます。